ピアノを楽しく続けるにはどうしたらよいか、悩んだことはありませんか?
ピアノにはやはり練習がつきもの。
せっかくピアノを習いに行っても、家でまったく練習をしなければ上達はしませんよね。
だからといって自ら練習するはずもなく…子どもが練習をしないのを叱るのも嫌ですし親のストレスにもなりかねません!
子どもが楽しく、ピアノの習い事を続けてくれたら親としてもうれしいものですよね。
私自身もピアノを習っていた経験から、私の実体験と子どもがピアノを3年続けてきてわかった、楽しく長く続ける練習の秘訣をお伝えしていきます!
子どもがピアノを楽しく長く続けてくれる練習の秘訣7選
練習時間を決めない
親としては練習する時間がきまっていると安心してしまうものですが、毎日何時から、何分練習するなどの決まりごとは極力少なくするのがおすすめです。
練習をはじめる時間や練習時間を決めてしまうと、そのことにばかりとらわれてしまい、子どもががんじがらめになって、いやになってしまうかもしれません。
私も子どもの頃に親に決められてやっていたときは「あーあ、おやつを食べたからやらなくちゃ…」とやる気がでませんでした。
約束ごとを決めるなら、一日に一度は練習するなどのアバウトなほうが長続きしますよ!
毎日弾かなくてもOK
できれば毎日弾いた方が指もスムーズに動きますし、練習したことを忘れないのでいいのですが…。
子どもの頃に「どうしても気分が乗らない日は、ピアノをやらなくても大丈夫」、これは私が母としていた約束でした。
ほんのたまにですが何度ピアノの前に立っても「今日は練習したくないな」という日がありました。
そういう日は練習を休みましたが、不思議と翌日はピアノが弾きたくなり練習も楽しく感じられました。
ぜひ、お子様の気持ちを大切にしてあげてください!
無理に弾いたり弾かせたりして嫌になってももったいないですし、子どもがプレッシャーを感じる必要はありません。
そんな日は練習を休ませてあげましょう。
課題曲が弾きたくないならば自分の好きな曲を弾くだけでも充分!
ピアノを弾きたいという気持ちがあるならそれでOKだと思います。
親が指導しない
私も自分がピアノを習っていたので指導したくなる気持ちは、本当によくわかります!
ピアノの音を聞いているだけで、ついひとこと、指摘したり教えたりしたくなってしまうんですよね。
でも、私たち親はプロではないし、的確なアドバイスができているかわかりません。
子どもも素直に聞いてくれず言い合いになったり、ふてくされたり…。
わが家ではその経験から、ひとこと言いたいのをグッとガマンをして褒め役や聴き役に徹しています。
「よく頑張って練習しているね!」「上手に弾いているね!」とおだやかな笑顔で接するよう心がけています。
指導しない代わりに、子どもが練習中に「ちょっと聴かせてくださいな」とイスを持ってピアノの横へ行き、お客さんとして聴かせてもらいに行くんです。
「ママ(パパ)、僕、私のピアノ、聴きたいの?」と子どもたちは俄然やる気になって、はりきって弾いてくれますよ。
自分で自由に練習する(好きな曲を弾く)
練習曲でない曲を弾きたがったら好きに弾いてOK!
私も幼い頃はまず1曲目に「猫ふんじゃった」を弾いてから練習をはじめていました。
自分が好きな曲を弾いてからはじめると、なんだか調子が出てきて、そのあとの練習も気分が乗って気持ちよく練習できたんですよね。
時間がない時など親としては「関係ない曲はいいから、ちゃっちゃっと課題曲を練習したらいいのに…」なんて思ってしまいがちですが、大事なのは子どもが楽しく弾くこと!
ですから、そこは本人に任せておきましょう!
ふだんから家族で音楽を楽しむ
自宅では日常的に音楽に触れられるように、リビングでクラシックを流していることが多いです。
子どもたちの大好きなディズニーもクラッシックで。
そして、やっぱり音楽を習っているなら生の音を聴かせてあげたい!と思い、わが家では年に1~2回、オーケストラの演奏会に家族で出かけています。
さらに、定期的に子どもたちに演奏を発表する機会をつくり、自分の成果を披露できる場を設けています。
私の息子と娘は祖父母や親せきが自宅に遊びに来るたびに、ミニ演奏会を開いています。
その時に練習して弾けるようになった曲や得意な曲、兄妹で連弾などを披露。
自分たちが弾いた音楽を楽しんでもらえることがとてもうれしいようで、練習のモチベーションにもつながっています。
親子で一緒にピアノを弾いてみる
たまには親子で一緒に弾いてみるのもおすすめです!
私の娘や息子も「ちょっと一緒に弾かせて!」と私が練習に遊びに行くと「はい、どうぞ!」と自慢げに席を譲ってくれます。
誰かと一緒に弾くには息も合わせなければなりませんし、なかなか難しい部分もありますが、一人で弾く楽しさとは違ったおもしろさがあるようです。
また、親子で一緒にピアノを弾くと、ハーモニーを楽しみながら家族の絆が深まるのもいいですね。
発表会にむけて ヒーロー・ヒロインになりきって練習!
年に一回、発表会をするお教室も多いのではないでしょうか。
わが子の通うお教室では12月に毎年発表会があり、秋ごろから発表曲の練習をはじめます。
私は小学生の頃、発表会用の衣装を買ってもらえるのがうれしかったことをよく覚えています。
わが家の子どもたちも各々、自分で選んだ衣装を着て発表会に臨みます。
曲に合わせたイメージだったり、その時にハマっているキャラクターに似ていたものだったり、それは楽しそうに選んでいます。
発表会の練習は本番のように「プログラム○番、(名前)○○○○さん、(曲名)○○○○」などアナウンスをして拍手。
まるで大好きなヒーローやヒロインのようになりきって登場し、堂々と曲を披露しています。
好きなキャラクターの○○だったらこんなふうに弾くだろうな、そんなイメージをふくらませているようです。
親子でピアノを習ってわかった!ピアノが勉強に与える効果
日々練習することで学習習慣が身につく
毎日きっちりとはいえなくても日々の積み重ねによって練習すれば、必ず弾けるようになります。
小学生の頃に「難しいけれどどうしても弾きたい!」と思った憧れの曲が弾けるようになった達成感は、今でも忘れられません。
何度やってもうまく手が運べなくて弾けない箇所があり、悔しくて泣いたりあきらめそうになったりしたこともありました。
でも、弾けるようになりたいという目標があったから一生懸命に頑張れたんですよね!
努力をすれば必ず実を結ぶことをピアノの練習で何度となく経験してきています。
目標を達成するにはある程度の時間と練習が必要。学習でも同じです。
ピアノでの経験から、コツコツ努力することや目標に向かってスモールステップで努力することができるはずです。
発表会の経験から、試験で緊張せず力を出せる
何年もピアノの習い事を続けていれば、発表会にも何度も参加していることでしょう。
その経験から大舞台で力を発揮することには慣れているはず。
舞台のそでで出番を待っているときに緊張で不安になったり、足がガタガタ震えたり、そのようなたくさんの試練を乗り越えてきています。
ですから、これから何か試験を受けるときにもきっと、いままでの経験を生かせると思うんです!
私も試験や面接などでは緊張することもありましたが、ピアノの発表会での大舞台があったからこそ、あせらずに自分の力を出せたように思います。
ピアノを楽しく続けてきてわかったことまとめ
私の実体験と子どもたちの経験から、お話してきました。いかがでしたでしょうか。
お子様のピアノの練習で悩んでいる方のお役に少しでも立てたならうれしいです!
ここで紹介した秘訣をうまく取り入れながら、楽しく長くピアノを続けていただけたらと思います。
そして、そのピアノの練習経験をぜひ学習面や試験などの大舞台にも活かしていただきたいです。
これからもピアノ、そして音楽をお子さまと一緒に楽しんでくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。